先日、発表会の練習で疲れているせいか、娘が家でずっとイライラしていました。おもちゃを蹴飛ばしたり、下の子を強めの口調で叱ったりして、家の中の空気はどんどんピリピリ…。私も仕事で疲れていたので、つい娘に強く言ってしまい、空気は最悪でした。
そんな時に限って、夫は仕事が忙しく、帰宅は子どもたちが寝た後。気持ちを共有できる相手がいないまま、モヤモヤが1週間近く溜まってしまいました。
休みの日も、娘は朝から晩まで家族に当たり散らしていて、私も夫もついブチギレるという最悪の状況。その間、息子は空気を読んで大人しくしてくれることが多く、余計に娘との温度差を感じました。
負のループに気づいた瞬間
娘が悪さをする → 私が注意する → 娘がブチギレる → 私もキャパを超えて怒鳴る
…という負のループにはまっていることに、平日は気づけませんでした。
でも、休みの日にゆっくり考えてみると、「あ、今発表会の練習で疲れているから、余裕がないのかも」と気づきました。
子どもの体や心のサインを見逃さない
娘は運動会の練習のときもあまり弱音を吐かないタイプでした。
私:「練習どう?」
娘:「少し難しいこともあるけど、楽しいよ!本番楽しみなんだ〜!」
でも、運動会の数日前から食欲が落ちたり、腹痛があったり、前日には嘔吐も…。本人はお腹以外は元気で、運動会が原因とは自覚していませんでした。
今回も同じように、発表会の練習で疲れている可能性に気づいたのです。
話して寄り添う
癇癪を起こしている娘を落ち着かせるため、まずハグをして、その状態のままお話しました。ハグだけでも娘はだいぶ落ち着いた様子。
私:「もしかして、発表会の練習で疲れてる?」
娘:「やりたいけど、大変なの…」
「疲れちゃったんだよね」と同調して伝えると、娘はすすり泣きました。気づいてあげられなくてごめん、と思わず心の中で謝りました。
一生懸命頑張ると疲れることもあるよね。もちろん、頑張ることは大切だし、〇〇が今やらなきゃいけないこともある。でも、疲れているからってチクチクしてしまうのはよくないよ。
もし疲れていたり困っていることがあったら、パパもママもちゃんと話を聞くよ。ただ、チクチクしているとお話できないよね。1人で落ち着きたいなら、それでも大丈夫。落ち着くまで別のお部屋にいてもいいよ。
ただし、まず「疲れてる」「今イライラしてる」など、〇〇の気持ちを教えてくれないと、私たちはわからないから、ちゃんと教えてね。
ということをゆっくりお話ししました。
絵本で気持ちを学ぶ
図書館で借りてきた絵本『ことばえらびえほん ふわふわとちくちく』の話を娘と一緒にしました。
この絵本では、
- 「よかったね」「だいじょうぶ」など、相手の心が元気になったり楽しくなる 『ふわふわことば』
- 「うるさい」「あっちいって」など、相手の心が痛くなったりせつなくなる 『ちくちくことば』
を学べます。
言葉の使い方やお約束は、親が口で説明するのは意外と難しいですが、絵本を使えば子どもも楽しみながら自然に学べます。娘も一人で何度も読み返し、「今のってちくちく言葉だよね」と母に指摘してくれることも。言い換えは難しいけれど、絵本を通して親子で学べる、とてもおすすめの一冊です。
親としての気づきとこれから
「子どもだから癇癪を起こすのは仕方ない」
と思うこともありますが、そう簡単に片付けられる話でもありません。
年齢が上がるにつれて、子どもなりに“自分の考え”や“理想”が生まれてきて、思い通りにいかないことに戸惑ったり、言葉にできない葛藤を抱えたりします。
そのモヤモヤが積み重なって、うまく消化できずに爆発することもあるんですよね。
親から見ると「どうしてそんなことで?」と思うようなことでも、子どもにとっては大きな問題。思っている以上に、子どもは毎日の中でたくさんのことを見て、感じて、吸収して、そして成長しているんだなと感じます。
私自身、「言語化」することは得意ではないですし、自分の機嫌を保つことも正直苦手です。もっと、どーん!と構えられるような母になりたいという理想と、現実のギャップに落ち込んだりもします。
それでも、完璧を目指すのではなく、少しずつ子どもと心地よい関係を築いていけたらいいなと思っています。
うまくいかないことがあった時こそ、小さな寄り添いを重ねていくことが大事だなと、改めて感じた出来事でした。
